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M神戸新聞  リレー随想

    



 −ドレミ・ドレ−

 
昨日も今日も雨が降り続く。どこかで春が踏み止まっている。我が家の三匹の愛猫達はホツトカ−ペットで蹲っている。「ねぇ一諸に遊ぼう」と声をかけても知らんぷり。気ままな三匹に比べてふと思うことがある。あのノラちゃん達はどうしているかしら。
 十年前のちょうどこの頃路地の奥に崩れ果てた空き家が一軒あった。夕闇に紛れて老夫婦が現われる。お婆ちゃんが買物篭から取り出した餌を撒き始めると、おじいちゃんがそっと離れて見張りに立つ。すると、どこからともなく猫が飛び出て、にわかに明るい色が差し込み賑わいを見せる。 餌にありついた猫達は、はしゃいで翔び跳ねる。なかでも毛並みの白い伸びやかな姿の一匹はお婆ちゃんの両手に顔を預けて、ひと時の逢瀬にひたっている。 
老夫婦はしみじみと話だす。「家内も私もあのミィに助けられているんですよミィが待っているから毎日やってこれるんです」二人は電車とバスを乗り継ぎ、二時間かけて北区の仮の住居へと帰っていく。そのうしろ姿をミィは決して、追っかけたりはしない。群れるノラ達に混じって涼やかな顔で見送っている。
 餌を平らげたノラ達はどこへともなく引き上げていく。気かつけばミィもいなくなつている。 ミィは笑わない。涙も流さない。時々は餌を奪い合って爪をたてる。それでも老夫婦はあの稚けない生きものに自分達が助けられていると、とつとつと語る。そしてそれは本当だと思う。あの二人にはミィの存在そのものが明かりなのだ。 しどけなく横たわる我が家の愛猫達と今夜は雨垂れの音を楽しんでみよう。 ねぇ遊ぼうよ −ドレミ・ドレ−

         2005年4月8日神戸新聞 夕刊



                   


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お知らせ 紬ぐ会 (着物姿を楽しみましょう会)
「あいうゑむ」では毎月二回材料を持ち込みましょうの手仕事の会をしています。
メンバーは7〜8人でそれぞれが作りたい小物をおもに和服の端切れなどを利用してチクチクと手縫いの良さをおしゃべりを中心に続けています。
参加は自由ですので、やってみたいなあと思われる方はいかがですか。

それから今東京でも話題になっています着物を着て街を歩きましょうという会のことをご存知でしょうが、
須磨寺でも是非やりましょうということで、
着物姿を楽しみましょう会=紬ぐ会の集いをもちます。
着物姿でお越しください。一品持ち寄りの立食パーティをしますので大体お昼頃から始めます。
詳しいお問い合わせは

078-735-3975 あいうゑむまで・・・

紬ぐ会の例会は4月より第二金曜日になります
チクチク手仕事の会は第二第四水曜日です
Sea Side Live
汐語り

☆海辺のレストランでのライブです    
詩と唄と書で綴る海
出演 福永祥子 / 伯山正孝
      矢谷トモヨシ / 神田修作 / 小阪美鈴
      萩原加野子
4月16日(土)18:30 開場 19:00 開演
       1Drink&Foods付 2000円
Sweets Cafe Riche
     078-731-1345
     須磨区須磨浦通4-1-19
   JR須磨駅南出口 海岸を東へ徒歩5分
     
チラシは
 こちら
あいうゑむ 新メニューのお知らせ
上州屋特製カレーのお昼の定食を用意しました
まぼろしの特製カレー 珈琲付
 \1000です
一度ぜひ ご賞味下さい
上州屋さんの本業は創業126年になる古式ゆかしき黄な粉の製造販売です。私は長い間、ここの絶品の黄な粉を買い求めてきたのですが、今度は手作りカレーを売り出したと聞いて、さぞ香り高いカレー粉に違いないと取り寄せてみたら、チルドのカレールーだったのでびっくりしていまいました。
 インスタント食品が苦手な私ですが、材料表示を見たところ、うまみ調味料が入っていないのでひと安心。さっそく火にかけ、封を切ると、とてもいい香りが、食べてみるとレストランの味・・・・。
 ご当主の設楽美徳さんに聞くと、自家用に作ったカレーの評判がいいので商品にしてみたとか。うまみ調味料や保存料は使わず、香辛料や保存料は使わず、香辛料だけで32種類、2週間かけて煮込むという、ほとんど趣味に近い商品とのこと。納得の一品です。
         文・河合真里 週刊朝日より
    
 今月の新作
    
今までの掲載詩はこちら

記憶の断片

窓を開いて海を聞く

満ち潮にのって
流れついた漂流物を
今すぐ探しにいこう
叶わなかった夢の数々が
無造作に打ち上げられて
朝の陽に晒されている

ただの用事でも
約束は守らなくっちゃね
おあいにくさま
揚げ足ばかりとって
可愛くないんだから私は

忘れることにも必要がある
事実よりも重たい真実はないと
ニュースは電波される
脱け殻になって歩く人と
欲望のままに突っ走る人と
選り分けることは難しい

平凡を生きています
こんな奴ですから
あてにしないでくださいと
人の懐をあてにする

夜が盛り上がってくる

束ねて捨てよう
果たされなかった野望の切れ端を
引き潮にのって流されていく
愛も自由もそして事実も

かたつむり
逆らわず はむかわず
流れに委せて
生きているのだと
文句を言ってくる奴には
堅く口を閉じて
旨い話には耳を傾けず
ほら・・・
よそ見をすると落っこちてしまう
だから遠くは見ない

私以上に私である必要もなく
真実からも身構えて
吹き上げる情熱さえも閉じ込めて
小さな存在だけを固持してる

殻を脱いで
みっともない全身を晒している
あいつの姿が気にいらない
まともに這っているのに
箸でつまんで捨てられる

じめじめと雨が降り続く
葉っぱの影は居心地がいい
ひっそりとここで
私は生き延びている

冬のオリオン

踏み切りをひとつ越えると
透明な夜の海岸に行き当たる
夏を過ぎた頃から土砂が運びこまれ
人工の砂浜が海を少し遠退けた


月が醒めている

どこかの場所へ向かうはずだった
行けばわかると足に任せて
歩き始めていた
都合のいいことだけ聞き分ける
耳は頼りにはならない
そういえば視力もこの頃あいまいで

星が孵化してる

数えて七つ目の角を曲がれば
視えない館のドアがある
呼び鈴を押しても無駄だから
こちらからは出向かない
無断で押し入ったりもしない

翔びたてオリオン
天空を束ねて 居座るな
夜の果てに広がる宇宙へ
この冬空の凍える空気を打ち破り
見たこともない世界へ矢を放ち
もう一度強く甦れ
冬の夜空に輝くその場所を離れて

おやすみスワン

鏡の湖面に白い孤独を
泳がせてみる

あなたの声が聞こえない
あなたの意思が伝わらない
あなたからの信号が届かない

おやすみ スワン

ひっそりと夢から覚めて
現実を眠っている

お目覚め スワン

あなたの発する声が聞きたかった
目を逸らさずに見詰めてほしかった

もう一度 スワン

生き続けている
愛も死も孤独もそして 悲しみも

温めてあげよう
私は生かされている
あいうゑむだより 平成16年10月
  異常気象の続く今年の夏の熱気に「負けてませんで」 とこちらも異常にエキサイトいたしました六十才になりたての私。
とは申しましても人生半ばまだまだ年端もゆかない若輩ものでございますので、これからもどんな風に脱線を繰り返しますことやら・・・・
本当に酷暑のさなかお越しくださいまして、つたない作品にあたたかい眼差しを送ってくださいました皆様に心より感謝申し上げます。
六十からの一歩をこれからは一歳 二歳と自覚をこめて人としての歩みを重ねてまいります。
詩を二篇 私のひとつの区切りにと出来た詩とそしてこれからの自分の詩の方向をとこの詩一篇をこれからの原点にしたいと 作品としては未熟な未完成ではありますが、心模様として感じとっていただければ幸いです。

      夢にかえる

真夏の空を 雲がゆく
地面に雲のかたちができる
雲の影は  連なって
西へ走る
空の彼方にある雲は
この手にはつかめない
地面に浮かべる影さえも
手ばなしに追いかけ求めて

  誕生

こうして 生まれてきたことを
愛しく思う

在るともいえず
無いとも断言できない
魂の在処は
確かめようがなくて
ひとつの肉体へと整えられる

私という存在の認識を
とりまくすべての宇宙に委ねよう
素足に感じる大地のぬくもり
両手を広げた空の深さ

掌から伝わる生命の揺らぎは
私から 君へ 君から彼等たちへと
ありのままの私が現在 有ることが
すなわち君たちの未来

そして 去っていくことで
永遠は次代へと繋がって
私はより生かされる
      
このポストカードは 私の「夢にかえる」の詩を納先生に描いていただき、今回の作品展のテーマになった一枚です。
去年の夏人っこ一人いない広い地面の上を天上の雲がすごい勢いで走っていく影が私の目の前を駆け抜けていくのです。
その一瞬の感動をなんとか詩にまとめたいと悪戦苦闘したのですが、先生の作品の前で「あっ」と声をあげてしまいました。
その時その場にいた私の想念感動が見事に風景になっているのです。「そうだこのままだった」としばらくは私はその風景画の中へと誘われてしまいました。
地面の雲がすごい勢いで駆け抜けるそのままの感動を風景としてお伝えしたくて、ポストカードにいたしました。
昨日から今日へこの現実の続きにはきっと夢がある。いつかいつでも心の中の風景にかえることができれば幸せです。
来年もきっとゆめやさんにかえってまいります。
皆様のお健やかな日々をお祈りいたしております。
ありがとうございました。
お知らせ
   


           あいを召し上がれ


                 記

お一人様2500円  コーヒー・紅茶・抹茶がいづれかついて
予約のお料理は金曜日のみとさせていただきます。
 
上記以外には一週間前にご予約いただければ、ご相談に応じます。
ただし、五名様以上で予算も2000円よりのご希望をうかがいます。
5〜6名から10〜15名パーティなどに利用なさりたい方など、大歓迎です。
ぜひお気軽にご利用いただきますよう お知らせです。


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毎週金曜日に「あいを召し上がれ」でご好評をいただいております出張料理人の中井さんが今年もお料理コンテストで兵庫県代表に見事選ばれました。
あとは「日本一」を目指すだけよというところでこのお便りをお届けするのは残念ですが、安心してください、たとえ彼女が日本一を射止めたとしてもあいうゑむのお料理はけっして値上げはいたしません
個人的なお祝いもいただかないことになっておりますので、来年もどうぞごひいきに・・・
 
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